ゆ森川ゆい(もりかわ ゆい)
朝の支度前に二十分、寝る前に二十分。それが私の持ち時間の全部です。まとまった時間は取れませんでした。取れる日を待っていたら、一年が過ぎました。
だから、まとまった時間が要らないやり方を選びました。
書くのは二十分では終わりません。でも、書き終える必要はありませんでした。途中で止めて、次の日に続きから書く。それだけで一本になります。
私が変えたのは、一度に仕上げようとするのをやめたことです。仕上げようとすると、時間が足りない日は手をつけなくなります。続きから書くと決めてからは、止まらなくなりました。
毎日出すのをやめました。週に二本で十分でした。
読む人は、毎日来ているわけではありません。私が毎日出していたころも、実際に読まれていたのは週に二本ぶんくらいでした。